通販で服を購入する時、ヌード寸法と仕上がり寸法のどっちを参考にサイズ選びをしたらいいですか?という疑問にお答えします。
これがわかれば、ヌード寸法と仕上がり寸法の違いは何ですか?も理解できますよ。
簡単にいうと、体の寸法か?仕上がった洋服の寸法か?の違いです。
実店舗ではサイズを見なくても着て見ればわかるので問題ないですが通販では大事なこと。
あなたがカッコよく見える、男の服選びの3大基本は、定番、色、サイズですよ。
要するに、男子は定番服を自分に似合う色選びができてサイズの合うのを選べたら合格点です。
女子はそうはいかないのでうらやましいことなんですね。
このページでは、ファッションデザイナーの立場からメンズ服のサイズの選び方のお話をしますね。
メンズ通販でヌ-ド寸法と仕上がり寸法はどっちで決める?
服を買う時に一番初めに大事なのは、自分にサイズが合うか?ですよね。
デザインが好きか?は見ればわかりますね?似合うか?はわかる時もあるし、着て見ないとわからないこともあります。
一番の基準は、トップなら肩幅、胸幅、袖丈、着丈などですね。
ボトムなら、ウエスト幅、ヒップ幅、パンツ丈。
胸回りの半分は胸幅ということ。
しかし、ここを見てもわからない方も多いのでは?と思います。
服を計る習慣なんてないのは普通ですから。
リアル店舗で買う場合は着てみればわかりますが、通販だと着ないでサイズが自分に合うのはどれか?決めなければなりません。
通販サイトでも、サイズ表記は、M、Lだったり、号数表記だったりいろいろですね。しかも、1号、2号表記があれば、38号、40号表記などもあります。
XL、LLはどっちが大きいいの?とか。
あなたが購入しようとしている通販サイトはどう扱っているかを先に知ることですね。
つまり、洋服の出来上がりの寸法は感覚的な要素も関連するので、Mのジャケットならどの商品も同じ仕上がりサイズではありません。
ですが、着る人もMを選んでもみんな同じ胸囲ではないですよね?
既成品はオーダーメイドではないのでどこかで妥協はするしかないわけです。
だから人によってどのブランドのMが合いやすい?という探し方もできるのです。
洋服の仕上がりサイズ、ヌードサイズの違いは?
服を着た時にちょうどいいように、体のサイズにゆるみを加えたものが仕上がりサイズ。
ヌード寸法と仕上がり寸法の差は、ジャケットなら何cm、シャツなら何cmとか単純には言えません。
あなたが着て見てちょうどよかったら、シャツを平置きして仕上がりサイズを測ってみてください。
そうすれば、シャツなら胸幅〇〇cmがいいとわかってきたら通販で買う前にも判断しやすいですね。
体の寸法より何cm大きければいいのか?は、洋服のアイテムによっても、テーストによっても生地の厚さでも変わるし、流行によっても違います。
この差は機能と感覚の両方で決まるのです。
アイテムとは、服の種類のことで、ジャケットとかシャツとかの区別ですね。
ジャケットだとゆとりが多めに必要ですよね?
また、ブランドによっても、1点づつの商品によっても違いはありますよ。
なので、同じ目サイズでも、AブランドのジャケットとBブランドのジャケットは同じ仕上がりサイズではありません。
対応する体の人が着られることは必要条件で、その範囲内で何センチに仕上げるかは作るデザイナーの判断です。
- サイトに書かれている寸法は、平置きした洋服の出来上がりの寸法
- あなたの体の胸囲寸法はヌード寸法
- 洋服の胸囲は、あなたのヌード寸法の胸囲にゆるみを加えたもの
つまりあなたが胸回りが86cmなら胸幅では43cm。するとジャケットの仕上がりの胸幅は、43㎝プラス数cm必要ですよね?
ヌード寸法と仕上がり寸法の差を何cmにするかは、アイテムにもよるし、スリムな時代は少なくゆったり着る時代は多いです。
男性はデパートなどでスーツを購入する時に、測ってもらった体の寸法をメモしておくといいですよ。
L?は、今までの買い物経験から判断してみる
数値で判断するのは慣れるまでは難しいので、リアル店で買う時を参考にMかLで見当つける方法もありです。
リアル店で買う服と同じような感覚の服であればリアル店でMが合うなら通販サイトの場合もMで合うはずです。
それで買って試着してみればたいていはうまくいくでしょう。
(例えば、私の場合はたいていMサイズを購入しています。)
万一、Mで小さいと感じたらそのデザインでLの寸法をみて何センチ大きいか見るのです。そしてLの方が合いそうと思ったら交換してもらうのです。
ラベルなどそのままで、3日以内に連絡すればたいてい応じてもらえます。
時代によってゆるみは違いますがそこは洋服メーカーさんに任せていいのです。
つまり適度に流行を取り入れているブランドの商品を買えばその時代にちょうどいいゆるみになっています。
あなたがスリムな時代の○○のブランドのMが合うなら、ビッグシルエットの時代になってもその○○ブランドではMが合うということ。ゆるみが何センチがいいかは服を作る側が考えているからです。
最初は、身長、体重、胸囲など、ヌードサイズを参考にする
通販でも買い慣れると仕上がり寸法で自分に合うかどうかわかりますがこれは意外とプロでないと難しいのです。
理由は流行により服のゆるみが違いますので、プロでないとこの肩幅や胸幅の服は自分にちょうどいいと決め難いからです。
はじめは対応サイズ(体の寸法)を参考にし、着用し確かめ、慣れたら同じようなアイテムは仕上がり寸法でもわかるようになります。
対応サイズというのは、着る人の体のヌードサイズのことで、仕上がり寸法というのは、出来上がっている服の寸法のことです。
- 対応サイズは体のヌード寸法
- 仕上がり寸法は服の仕上がり寸法
ですから仕上がり寸法はヌード寸法にいくらかのゆるみが加わって出来ていますよ。
このゆるみは、いくらでいいというのではなく、流行や洋服のタイプによって違いがあります。インナーのシャツなら少なくていいけれど、コートだとゆるみは多くないと着づらいですよね?
今の時代はビッグファションの時代ですが、定番スタイルか流行の先端を行くトレンド色の濃い服かによっても違いますよ。
ウエストのヌード寸法と仕上がり寸法の違いは、胸幅や着丈とは少し違います。
ウエストはゆるみが必要ないし、表示と実寸の差が商品によって違いがあったりします。
なのでパンツを買うときは手持ちのパンツを測ってみて比べて見ると参考になります。
通販サイトはサイズ表記がくわしい場合も多い
ネット通販のサイトは、試着ができないので服のサイズの計り方、仕上がり寸法の表記など、ていねいに書かれているページがありますから、じっくり見るといいですね。
雑誌と同じでよく見ることでわかってくることは多いですしセンスも磨かれます。
いろいろなサイトをみるよりもメインにチェックする通販サイトを決めておくと理解しやすいです。
その基本にする公式サイトは、コンサバ系、つまり普通の服がいいですよ。
男は普通の服が基本ですし一番カッコいいのです。
年齢、値段、流行の取り入れ具合がちょうどいいブランドを見つけておくといいですよ。
ファッションも基本となる軸があると理解しやすいです。
最初は、リアル店舗で慣れるのがおすすめ!
低価格で全国どこでも買えるのは、洋服の青山、普段着ならユニクロなど。
同じ通販サイトや同ブランドではサイズが比較しやすい
例えば、対応サイズ例は、下記のようにこのヌード寸法の人を対象につくっています、という意味です。
(1)サイズ絵表示による方法
基本身体寸法を図内欄に記入するとともに、必記衣料寸法を図の下側に併記して表示します。
A体型 とは、チェストとウエストの寸法差が12cmの人の体型 のことで、一般的な体型です。
胸回りは、92cm、ウエストは80cm、身長は170cmの人を対象につくっています、ということです。
92A5の、Aは体型で5は身長が170cmを表しています。JやYがやせ型で次がA,BとありEが最も太め体型です。
(2)寸法列記による方法
“サイズ”、”SIZE”などの文字を用いて、これに基本身体寸法又は必記衣料寸法の名称、及びその数値を併記して表示します。
上記は、JIS企画でこれを基準に各メーカーは、自社の対応サイズを決めて実際にどういう寸法で作るか決めますので、ブランドにより差があります。
なので、自分には★★ブランドのMサイズが合うけれど同じMサイズでも○○ブランドのは小さいとかあります。
こういうことなのか?と知るだけでよくて、覚える必要はありません。なので買うときは、そのサイトの服がどんな寸法で出来上がっているかを見てください。
そして、そのサイズは自分が着るとちょうどいいのか?がわかればいいのです。
仕上がり寸法を比較できるのは?似た感覚の同じアイテムの場合
自分の体型の寸法が分かっているならヌード寸法を参考に決める、
普段着てる服の寸法が分かっているなら仕上がり寸法を参考にするとさらに適格です。
だいたいMサイズが合うとして、手持ちのTシャツが○○cmのがどのシャツよりもぴったりなら
同じようなデザインで素材も同じなら、○○cmに酷似しているほどぴったりでしょう?
なので、通販なら仕上がりサイズで選べた方がさらに正確です。
手持ちのジャケットが最近買ったもので、ネットで見るジャケットと感覚が近ければサイズの比較ができます。
数年前のは比較できません。
または、そのサイトのモデルのヌードサイズがわかる場合は見て着た感じをチェックするとか、そのサイトの対応サイズのヌードサイズをチェックすると、だいたいわかりますね?
一度購入すれば、そのブランドの感じがわかり、回数が増えるほど選び方はじょうずになりますよ。