男性でファッションにあまり興味ない人は結構多いと思うのです。
ですが、ユニクロの社長は、日本の男性は世界一センスがいい!と言ってました。
真意はなんでしょう?わたしもはじめは?と思いましたが、わからなくもないです。
ちょっと気にすると、一気におしゃれになったり、本人はともかく、周囲の一緒に働く私たちのファッションに対して意外に的確な評価をしたりするのです。
つまり、気にしていないだけで、その気になれば審美眼はある、ということなのでしょうか。
日本の環境は自然は美しいだけでなく四季があります。
文化は成熟しつつありますし、周囲にはなんでもあります。
無意識に目は慣らされています。
しかもユーモアのセンスもあります。
お笑いの番組でさえ、ネーミングがセンスあったり。
つまり、いつも考え工夫している環境の中で暮らしていることもあるのかな?と思います。
競争が激しいので工夫しないと負けてしまいますから。
中近東の人たちの男性の衣装は、白一色で形も同じでまるで制服のような国もあります。
インドに旅行していて、お邪魔したお宅のご主人は、薄い白いパンツに長い白い上着のセットで洗濯したてのアイロン仕立てでした。
たぶん、毎日着替えるのでしょう。
でもセンスは磨かれないですよね?制服みたいだから。布の質でセレブな感じは伝わりましたが。
そういう意味では、日本はセンスは磨かれる環境だと思います。
ちょうど、日本も職場の環境も、成熟してきてカジュアル化の傾向です。
クールビズはまた別の視点での取り決めみたいなもので、マナーよりもエコを優先したものですから置いといても、TPOに合ったマナーのある服装を!という傾向にあると思うんですね。
昔からホテルは上着なしでは不可、というのはありましたが、上着さえ着ていればいい、わけではないですよね?その環境や格式に合う装いがあると思うのです。
こんな格好でいいのだろうか?と不安に思うよりも、ちゃんと知ってこれでいい、と自信がある方が堂々と行動できますから、基本は知っておきたいですよね?
仕事しているときと日常の暮らしとそれぞれの生きる場所は決まっていますから、そのシーンごとにわかっていればいいだけですから難しくはありません。
自宅でくつろぐ服、ゴルフに行く、旅行に行く、映画や美術館に行く、カフェやレストランに行く。街ブラする。個人や会社関係の冠婚葬祭に出席する。会社で仕事する。得意先や仕入れ先を訪問する。会食する。出張する。仕事関係の会合に出席する。
などと大体ご自分の行動範囲は決まっていますから、必要なことだけ知っていればいいだけです。あらゆることを知らなくても。
なので、一度自分の出没する、シーンを書きだして見ると何が必要かわかると思います。
シーンによっては共通する部分も多くありますから、男性はかなり少なくてもまかなえると思います。
男性の衣服計画はとても立てやすいのです。
ゆるくですが時代は流れていくので、定番服であってもディテールや色も微妙に変化していきますから、枚数は多過ぎず必要最低限で着倒し、買い換えていくために価格は高すぎないほうがいいと思います。
フランス人は服は10着しか持たない、といわれますが、意識しておかないと増え過ぎますから。
その中で靴はこだわりがあるとか、手帖やお財布にはこだわるとか、ジーンズにはこだわるとか、というのも楽しみがあっていいと思うのです。
私はシンプルライフが好きなので男性がうらやましい部分もあります。^ー^