ビジネスカジュアルを考える時、いきなり白紙から考えると難しく感じますよね?
今着ているビジネススーツを少しカジュアルにするには?と考えるとわかりやすいと思うんですね。
スーツの色を参考に上下ばらしてネクタイなしのシャツでOK
省エネ対策として、クールビズ推奨がきっかけでビジカジも進んできましたが、クールビス=ビジネスカジュアルではありません。
公務員ならともかく、民間の会社では、会社の品位やお客様に対してのマナーの方が優先されます。
このクールビスが正しいビジカジを混乱させた原因のひとつだと思います。
クールビズは夏の時期だけですし、カジュアルスタイルの基本的なマナーは度外視している部分もありますから、ここは会社の方針に従い、上司や先輩に合わせるのがよいと思います。
注:「クールビズ」とは 、環境省が公募した「省エネルック」に代わる、夏の軽装の新名称で、「ビズ」というのは「ビジネス」から来た造語。
室温上限の摂氏28度という室温の中でも涼しく効率的に働くことが出来るような軽装全般を指している。
会社もビジネススーツだけでなくカジュアルにしましょう、といっても、さて、どうしよう?と思うのは当然です。
雑誌を見ても、高すぎる価格で、とても手が出ませんし、芸能人ではなくあなたは会社員なのですから、ほとんど参考になりません。
普通の会社員に対して指南書としてつくられた雑誌ではありませんから。
ビジカジ初心者は、基本を正しく知り実践するだけでいい…
では、どうしたらいいのでしょうか?
この疑問に対して、ファッションデザイナーとして長く働き、雑誌を見続けデザインをし、同僚や上司の男性社員の服装を見続け感じたことを書いてみたいと思います。
ビジカジ初心者、普通の会社員のあなたに向けて書きます。
- ビジネスカジュアルを考えるにあたって雑誌を見るともっと混乱する。
- ビジカジの基準になるのはビジネススーツをモノサシにするとわかりやすい。
- 毎日、同じ雰囲気のスタイルでいい。毎日同じ服ではありません。
- そして、着過ぎて着古し感がでるまで着てはいけません。
- アイテムはひろげなくてもいい。
- 靴は健康にも影響を及ぼすし、おしゃれにも隠れた力を発揮するのでワンランク上を。
- 基本を正しく知って、似合う色とサイズを正しく選び、清潔感があればいい!
雑誌を見ると、ジャケット一枚が収入の半分くらいしたり、詳し過ぎてますます、わからなくなります。
雑誌は、自分スタイルが確立してからの方が役立ちます。上司も先輩もビジカジはまだまだです。
専門店の販売員さんも、販売経験はあっても、洋服のプロの勉強をした人はあまりいません。では、参考になるのは?
ビジネスカジュアルが参考になるのは森岡弘氏の本とメンズ通販サイト
森岡弘氏の本は若い方がこのまま参考にするには、やや高いと思いますが基本が学べます。
テレビで見る、まじめな番組のアナウンサーや、出演者も旬のコーデが参考になります。特に色合わせが勉強になります。プロのスタイリストがコーデしている場合がほとんどですから。
見て買える雑誌を目指している通販サイトのコーディネートは等身大で参考になります。
そのうちに、ワンランク上へ行きたくなった時は、好みの専門店へ移行することもいいでしょう。また、こだわるからこそ、ネット通販で見つかるモノもあります。
まず、自分らしいビジカジが身に付き、自信がつくまでは、基本を忠実に、保守に徹することがオススメです。
似合って、マナーに合って、いればOKで、それ以外は仕事そのものに集中すれば、どんどんカッコよくなります。
ファッショナブルなおしゃれさんにならなくていいのです。おしゃれ好きな方はなってもいいのですが。
そのかわり、オフの時間は好きなものに挑戦していろいろ着て見ることもよいと思います。センスが磨かれますから。
ビジネスカジュアルは、仕事の制服が、ビジネススーツ+シャツ+ネクタイとジャケット+シャツ+スラックスのスタイルがふたとうりあって、そこに、いくらかのアレンジ版がある、と考えるとわかりやすくないでしょうか?
パンツなら会社によってチノパンやジーンズ、Tシャツやべスト、ポロシャツ、セーターやカーディガンなど。
まず、基本のスタイルを保守的でいい、と思います。