男性は自分の着るものにこだわりがあまりなくで、実際適当に着ている方は多いです。
しかしほんとうにセンスがないのでしょうか?
わたしには弟がいますが、現実にはこだわりのなさは同じようなレベルですが、センスには差があります。
生まれもった個性って確かにあるのかも?と思ったりしますが。
あるエッセイストの方は、結婚相手に洋服がダサイ人はいや、と思っていらっしゃったそうです。
その方はファッション雑誌の編集者でしたから。
しかし紹介された人は、すべてOKなのに着るものだけがダサかったそう、そこで少し迷いがあったけど、その部分は自分がなんとかしてカッコよくできる!と思い決断されたとのこと。
その後、その方は旦那様のお仕事の関係で海外に住み、そちらでの暮し方やファッションを日本に伝えるお仕事を通じ、なりたいと思っていたエッセイストのお仕事を成功されました。
わたしも大好きな作家さんです。
絵画教室で出会った服飾の学校の男子学生さんがその作家、光野桃さんのエッセイが好き、というのを聞いて男性ファンもいるんだ、と知りました。
しかしです、その方はほんとうにセンスがなかったのでしょうか?
そのエッセイストの方は大柄、女らしい可愛い感じではなかったそう、そこで初めてのデートの時、がんばっていわゆる女の子らしく見える、普段は着ないタイプのブラウスにフレアースカートで会ったのだそうです。
あとで、ご主人にその時の印象を聞くと、「なんか本人と違う感じの服をきているなあ、」と感じたのとのこと。
こんなことが感じられる人がセンスがないとは思えません。
世界を股にかけて活躍されている、ユニクロの社長は「日本人男性は世界で一番センスがいい!」と言われます。
こだわらなかっただけで、実は、あなたもきっとセンスがいいのだと思います!!!
センスの良さを実際に生かすには、服を意識すること、見て選んで着て慣れることです。
服は毎日着ます。
メンズファッションはアイテムも少ないです。
一般的には定番服がきれいに着られればいいのです。
メンズ定番服は、アイテムも色系統もある程度決まっています。
芸能人ではないので、はでな色柄、真っ赤なジャケットなどは着ません。
ネイビー系、グレー系が主でブラック系や茶系、ブルー系が加わる程度です。
しかもその全部を着る必要はなく、あなたに似合う系統がわかってきますから、さらにかんたんになります。
でも、微妙な違いは多いので個性も楽しみもなくなりはしません。
しかも、ありがたいことに、人は一つ意識していることがあると、すべてがいきいきしてきます。
たとえれば、ぱぱっとめくっていた本をていねいにページをめくって読むようにな感じでしょうか。
あなたも眠っているセンスを引き出しませんか?
着ることは衣食住の一つで大事な基本ですから。
そのために大切なのは、何を選んで着ているのか毎日意識することからです。
鏡の前で見てみましょう。毎日少し意識するだけでも変わってきます。