「行列のできる法律相談所」にゲスト出演された金本監督に、番組内で1着最低30万円という銀座の高級テーラーが紹介されていました。中には数百万するのもあるとか。
そこで番組から金本監督にスーツをプレゼントされたのです。
そのお店は、東京銀座の壱番館です。
将来、セレブになったりしたらこんなお店で、職人さんこだわりの着心地のいい、あなたに似合うオーダースーツを着てみるのいいですね。
一着30万のスーツは、アバウト1カ月分のお給料ですから、夢ではないですね?
写真は東京銀座の壱番館
実は、テレビで壱番館の正面が出た時、あれ、ここ行ったことある!と思いました。
デザイナーになりたての頃、東京でわたしの勤める会社の展示会があり、終わって東京に残り、勉強がてら、東京をぶらぶらしていたのでした。
そして、銀座を歩いていてふらっと入ったのです。販売員の方は男性ばかりのようでした。
表から見て生地やさんかな?と思って入ったのです。
ここで輸入もののウールでモスグリーン系のタータンチェックの生地を買い、自分でひだスカートをつくりました。
生地のさわった感じがよく、とても軽いのが上質を感じさせました。
ひだスカートは生地をたくさん使うので軽い生地でないととても重いスカートになるのです。
しかし、今思えば、無知ゆえに、自分に不釣り合いのセレブなお店に入ったのでした。
しかし、お店の方はとてもていねいな応対でした。店内の構造は階段があって、わたしの記憶のイメージも残っていました。
番組で、普通の主婦の方が、亡きご主人のスーツを持ってきて、婦人用に作り変えできないか?と相談されていました。
ご主人は壱番館のスーツにあこがれていて、念願かなって作ったスーツをとても大事にされていたそうで、このスーツを奥さんは自分用に壱番館で作り変えてもらい、旦那さんに包まれているようでとてもうれしいとおっしゃっていました。
洋服ってドラマがあり人生に寄り添ってくれるんですね。
また、占いとは衣食住なのです、というのを読んだことがありますが、生きる上で衣食住はとてもたいせつなこと。
そのひとつである、着ることも大切にしたいですね?
写真はこちら⇒金本監督のスーツ
金本監督は、実際に店に出向き、生地選びから採寸まですませ、ボタンホールまですべて手縫いの、グレー系のオーダースーツができ上がったのです。
壱番館の職人さんは、スポーツ選手だから、筋肉がすごいのでパターンがむずかしいとのこと。
金本監督自身は、パンツの股ぐりが既成品だと合いにくいのだそう。
たぶん、金本監督は標準より、股上が短いのだと思います。
体の股上が長い、短いは、足が長い、短いとも別の問題なのです。
尚、ヌード寸法の股上は短い方がカッコいいです。
パターンは、動きやすく、きれいでなくてはいけないので、筋肉がしっかり付いている人のは難しいのです。
そして、出来上がったスーツを番組で試着、行列の司会者が「優勝会見で着てもらえますか?」というと「そうですね」と笑顔でした。
来年の野球はどうなるのか?このスーツでの優勝会見は見られるのか楽しみです。